7月8日、北海道大学・遠友学舎にて「発達支援フォーラム 2017 Summer」が開催され、乳幼児発達論ゼミの学部生や院生も運営に参加しました。
「人の育ちを支える場ってナンだろう―『多世代多様な場』の可能性―」というテーマのもと、5名の方々がお話し下さいました。
第1部では金田利子先生(静岡大学 名誉教授)がむくどりホーム・ふれあいの会の実践を通して、人の育ちと世代間交流についてお話し下さいました。
むくどりホーム・ふれあいの会は札幌市藤野にあり、赤ちゃんからお年寄りまで障がいのある人もない人も、共に集い、違いを認め合い交流することを目的とした「多世代多様な場」のひとつです。
金田先生に続いて、柴川明子さん(むくどりホーム・ふれあいの会 会長)がこれまで経験してきた事々についてお話し下さいました。
第2部では小林真弓さん(ねっこぼっこのいえ 代表)、宮武大和さん(トモエ幼稚園 主任教諭)、高橋吾一さん(札幌市北辰中学校 教諭)が人の育ちを支える場についてお話し下さいました。
最後は榊ひとみさんにコメントをいただきました。
特に印象的だったことは小林さんのお話しのなかで「本当にどんな人もかけがけない存在なのか」という問いがあったことでした。
私には、私たちの多くはどんな人もかけがえない大切な存在なのだと信じ、それを否定するような考えは退けようとするように思われます。
したがってある意味その問いはタブーのような問いのように感じられましたが、そのようなことに目を覆ってしまわず人と真摯に向き合うことが重要なのかと考えさせられました。
普段はなかなか聴くことのできない実践者の立場からお話をお聴きすることができ、大変貴重な機会となりました。
フォーラムにてお話し下さった皆様、フォーラムの運営に関わって下さった皆様、このたびは誠にありがとうございました!
乳幼児発達論ゼミと発達心理学ゼミとの合同ゼミが4月26日に行われました。
ゼミは「心理学と社会」というテーマで開かれ、心理学の存在意義や社会との結びつきについて、その歴史や実践例を通して考察しました。社会福祉学がご専門の大泉溥先生、臨床心理学がご専門の間宮正幸先生、そして乳幼児発達論博士課程の及川智博さんが話題提供してくださいました。
まず、及川さんから教育心理学に対する認識の変化の歴史についてのお話がありました。
戦後から長くにわたって「不毛」とみなされてきた教育心理学が、1970年代ごろからの学校の荒れにともない教師にとって「役に立つ」ものと捉えられるようになったと言います。しかし、教育心理学とは教師の直面する問題を解決するためにあるのか、本来どのようなことを目的とした学問であるのかという問題も提起されていました。
続いて、心理学において「生活」に着目することがいかに重要であるかについて間宮先生がお話しくださいました。子どもの「生活の今を問うこと」が子どもの人格的成長の保障という面で重要であると言います。
貧困が子どもの人格的成長を脅かすといった経済的側面のほかに、環境という側面についてもお話しされていたのが非常に印象的でした。あるとき、とある児童の状態の改善は、登校中に通らねばならない学校の前にある坂道がもたらしたものではないかと間宮先生は考えられたそうです。
つまり、教室という空間の外にある通学路などの環境にも注目する必要があるということでした。
最後に、大泉先生からより実践的な視点からお話をいただきました。
中規模模寮舎への挑戦を教育実験としてとらえ、これを歴史的に検討するかたちでお話をしていただきました。
寮舎運営のような生活教育的事業では、失敗の経験に内在する教訓を引き出すことが重要であるという言葉が特に頭に残っています。
すべてのことに当てはまることですが、失敗から得られることがあるため、失敗を恐れず物事に取り組みなさいという強いメッセージをいただきました。
今回の合同ゼミのテーマは、心理学を学ぼうとしている私にとっては非常に考えさせられるテーマでした。ときには立ち止まり、「心理学と社会」について考える必要があるだろうと感じました。話題提供してくださった大泉先生、間宮先生、及川さん、合同ゼミを企画してくださった先生方、ありがとうございました!
4月12日に始まった2017年度のゼミ活動が、19日、本格的にスタートしました。
川田先生と新3・4年生に加え、院ゼミ生にも参加していただき総勢12名でのゼミとなりました。
年度の初めということで、各ゼミ生が卒論を見すえた研究関心の発表を行いました。
3年生は興味のある研究分野はあるものの、具体的にどのような研究をしたいかは定まっていないようでした。
4年生のなかにも研究のテーマを絞れず悩む姿が見られましたが、卒論の執筆を控えていることもあり、川田先生と卒論指導さながらのやりとりをされていました。
4年生は就活や公務員試験などでお忙しいとは思いますが、卒論の執筆が計画通りにすすむことを祈っております!
2月1日、2016年度最後のゼミが終わり、
卒業する4年生を追い出す会が行われました。
後期からゼミに参加してくれた2年生や
普段からよく学部ゼミに参加してくださる院ゼミ生、
留学生、もちろん川田先生も含め、
総勢10名で4年生2人の卒業を祝いました。
3種類のお鍋をみんなでつついて楽しいひと時を過ごし、
終盤には4年生への記念品贈呈が行われました。
ゼミのメンバーからのメッセージが詰まった色紙と、
イニシャル入りのマグカップが贈られました。
また、4年生から川田先生へ感謝の気持ちをこめて
プレゼントが贈られ、先生もとても嬉しそうでした。
4年生はそれぞれ進路も決まり、
2年間のゼミでの思い出やこれから就く仕事のことなど、
大学院生の先輩や学部の後輩と語り合っていました。
おふたりは私たち後輩にいつも優しく、仲良くしてくださり、
普段のゼミだけではなく、共同研究で一緒に幼稚園に行ったり
合宿で交流を深めたりしていたので、
卒業してしまいとても寂しいですが、
きっと社会に出てからもたくさん活躍されることでしょう。
また会う日まで!
(清水記)
教育学部の卒業論文発表会が1月10~12日に行われました。
私たち乳幼児発達論ゼミは1月12日に割り振られ、学部4年生2人が発表を行いました。
卒業論文発表会は教育学部において一大イベントで、沢山の教授や学生が発表を見に行きます。
4年生はこれを終えて、最後に卒業式を迎えます。
川田先生の呼びかけもあって、席が沢山埋まる中での発表でした。
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卒業論文のテーマは、
古川さんが
「幼児における『ひとり遊び』の過程」
土屋さんが
「母親と子どもの共変化過程における支援者の関わり―2歳児のための森の幼稚園での活動を通して―」
でした。
1年間、何度もゼミで検討会を行いました。
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発表中の写真はありませんが、落ち着いて静かな雰囲気の中真剣な表情で発表し、
先生方からの質問にも丁寧に答えていました。さすがです!
今の学部3年生はあのプレッシャーに耐えれるか、今から不安です。。。
本当に、お疲れさまでした!
(八幡記)