岩谷 樹(Itsuki Iwaya)

概要

 

 子を持ち共同生活を営む養育者(扶養者)の心的な変化を中心に研究をしているものです。

 現代社会において私たちは成長するにつれ、(自らが「子供」ではなくなるのと同時に)一般に子供とのかかわりを薄くしていきます。しかし、それは屡々「親となる」ことによってふたたび子供とのかかわりを取り結びます。それは、子供からとおく離れてしまった我々「大人」に何を与え・もたらし・強制するのでしょう。

 私にはまだそれがわかりません。それに答えがある/ないかもわかりません。しかし、これについて研究を加えることは、けっして無意味でも無価値でもないと確信しています。それは我々が積み重ねてきた経験と知を伝達可能な情報として作り変える営為でもあると理解しているからです。

 

 

基本属性

 

 

専門  :発達心理学

興味関心:発達、親の発達、子供の「価値」

スキ  :哲学(現象学、存在論)、社会学(デュルケーム、ブルデュー)

デキル :統計的分析(記述、古典)、 経理(決算)、インタビュー調査

デキタイ:統計的分析(モデリング)、

 

生年月日:1997年5月30日

出身地 :秋田県秋田市

居住地 :北海道札幌市

趣味  :ロードバイク(Felt F75)、オートバイ(kawasaki ZZR400)

苦手  :キノコとウド

抱負  :博士号取得、就職、納税

座右の銘:「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ(武田信玄)」、

     「三度炊く、飯さえ硬し柔らかし、思うままにはならぬ世の中(北大路魯山人)」

 

 

現在位置

 

 秋田県は秋田市に生まれ、親の転勤によって青森→宮城→秋田と乳幼時期を過ごしました。幼年期の中心は宮城であり、そのころに担任をしておられた先生が「スキ」であったため教員を目指し、秋田大学へ進学しました。しかし、実習によって「おにいさん」にしかならない(なれない)自分を実感し、教員を目指すべきではないと考え、就職を断念。同時に大学院へ進学を決定。

 卒業論文は幼年期に感じていた父親への「わからなさ」を動機として「親の積極的協働育児」の想起される要因とそれらの関連を調査しました。北海道大学大学院では修士論文を「親の分身感」にかかわる要因とそれらの関係を調査しました。いずれの論文も「親から子供」を見遣り「どのような存在として捉えかかわるか」をテーマとしており、これは今も不変です。

 現在、博士論文の完成へ向け鋭意活動しております。原著も紀要もございませんが、どうかいつか執筆できると自分を信じております。

 

2025/01/29

 


~~~~~これより以下は、自分が博士後期課程一年の間自己紹介として記述したものです。~~~~~~~

~~~~~~~~~~博士後期課程二年の自己紹介と読み比べ、お楽しみ下さい。~~~~~~~~~~~~


岩谷 樹(Itsuki Iwaya)

 

 

 すっかり院生らしくなったように思います。在宅時間より院生室に籠る時間が増加したのは、単純に取り組むべき事象が多様化したのみではなく、自分自身があらゆる物事へより深く興味を持ち始めたからでしょうか。

 

プロフィール

学年:博士課程一年

出身学部:秋田大学 教育文化学部 こども発達コース

キーワード:親、発達、成人期、養育

興味:たくさん!

趣味:二輪

 

学年

 私、岩谷 樹はめでたく北海道大学大学院 教育学院 教育学専攻 乳幼児発達論研究室 の博士課程に進学致しました。昨年のHPを作成している時点では、ぼんやりと進学を考えていたのみで余り学位論文とか院試とか深く考えていない内容になっていたと思います。内容が無いよう...。できることなら3年で出たいかなと願いつつも、出た先がないことには出ようもないので、考え物です。

 

出身学部

 そうです。私の現所属は北海道大学ですが、出身は秋田大学です。細かく言えば、教員養成課程から研究課程へと進学したのです。おかげさまで先述したような内容の無いHPを書くことになりましたが、学部(B)4年間は実践を経験するという大きなアドバンテージを得ました。これも、私の研究関心と調査対象が主に「子を持つ親」であるため、研究から入るよりも多少はやりやすいかなと思います。乳幼児発達論研究室の方々も実践出身であることが多いわけですしね。

 

キーワード

 今の私を表現するにはこれらが適切なキーワードであります。これはbachelorの学位論文のテーマが「積極的な協同育児」であったことからも、「親」はやはり欠かせませんし、育児も家事も踏まえた「養育」も同様です。また、その「親」自身にも疑いを持ち、「親」は「発達」するのだろうか?と考える次第です。そうなると、Eriksonが提唱した心理社会的発達理論に基づけば、「親」とは「成人期」後半に当たるわけです。

 ね?切りがないでしょう?

 

最近の興味

 ・発達心理学、ひいては心理学の変遷と分化。

 ・心理学に求められる”科学”。

 ・”量”と”質”への理解と活用。

 ・Freudを祖とする精神分析学と枝分かれした分析心理学。

 ・唯物論的歴史観の概要。

 ・ソビエト心理学らの概要。 etc...

 

趣味

 二輪です。B1の頃、祖母に15万前借して購入したロードバイクで、北海道を函館から山線経由で札幌を通過し、苫小牧まで走り抜けました。その時はキャンプ用品をガン積みして、アルミフレームをさんざんっぱらいぢめてやりましたが、現在ではすっかり自宅-北大の通勤快速専用車になっています。

 次にバイクです。遍歴はレッツ2→ZZR250→ZZR400と、着実に排気量が増加しており、そのうち大型免許を取りに行きそうな勢い。北海道在住なのをいいことに方々へ走り回っております。主にキャンプ。

 

研究業績

  • 岩谷 樹 (2023). 育児を通して親が認識する子どもへの分身感について 日本発達心理学会第34回大会プログラム 82.
  • 及川 智博・中島 寿宏・岩谷 樹・井内 聖・吉川 和幸・川田 学 (2022). 保育者たちが振り返る”COVID-19パンデミック”の1年目, 140, 117-154.
  • 岩谷 樹 (2022). パートナーとの積極的協働育児にかかわる主要因,及びその主要因と長期的な育児の願いとの関連性に関する一考察 日本発達心理学会第33回大会プログラム 62.

抱負

 博士課程では学びを深め、学術上の意義ある知見の生成とその知見を社会還元する責任を果たします。

 

 

浅学菲才の身ですが、よろしくお願いいたします。

 

 


~~~~~~~これより以下は、自分が修士課程の間自己紹介として記述したものです。~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~博士課程の自己紹介と読み比べ、お楽しみ下さい。~~~~~~~~~~~~~~


岩谷 樹(Itsuki Iwaya)

 

 

 

 

  

男鹿半島を望む下浜にて撮影 

 

 

プロフィール

 

学年:修士一年

 

生年月日:1997年5月30日(2021年現在24歳)

 

出身地:秋田県秋田市

 

出身大学:秋田大学 教育文化学部 こども発達コース

 

趣味:バイク(写真のように)、風景写真

 

興味関心:共働き家庭・家事育児・子育て観・協働

 

 

自己紹介(2021)

 

 2021年から乳幼児発達論研究室に入室。

 自分の両親に興味を持ち「親とは一体どのような存在なのだろう」ということから、卒業研究を進める中で、大学院へ進学することを決意。現在は北海道で研究のイロハを学ぶため日々を過ごしています。

 

 私にとって「親」の存在は常に曖昧です。この世に誕生してから初めて接する他人としての「親」、日々の不安を拭う存在としての「親」、遠くからでも見ていてくれる安心としての「親」。様々な「親」という形がこの世の中にはありますが、自分も「親」になることもあるとなれば、尚のことその正体について悩まされます。

 

 このようなもやもやを抱えたまま、これからの研究に取り組もうと思います。

 変化し続ける「親」に対するイメージを追いながら、現代に生きる「親」としての先輩たち、これから「親」になろうとする人たちの姿を自分の瞳を通してその存在を捉えていきます。

 

個人的目標(2021)

 

 これは非常に個人的な目標ではありますが、北海道に親しみを持つため、今年と来年のうちに各地へ行けるだけ行きたいと思います。現時点では小樽、室蘭、砂川、石狩程度ですが、函館までは足を延ばしたいです。

 

 自分が住む地に興味を持つ、ということはとても大切なことです。「住めば都」などとよく言われますが、それはつまり「自分の存在する位置を理解して、内面に取り込む」ということに他ならないと思います。なぜ自分はここにいて、なにをするためにここにいて、どうしてここに来たがったのかを忘れなければ、どこだって「都」にできるはずです。 

 

目標(2022)

 

 昨年掲げた目標はおおむね達成されたと言えるでしょう(宗谷岬もいったし)。2021年度の札幌はここ数年に比べて雪が多かったらしく、各交通機関や生活インフラに影響を与えていましたが移り住んで初年の私にとってはそういうものだとすんなり受け入れることができました。地元秋田とは大きく違えど、札幌の在り様になれたのでしょうか。やっぱり住めば都とはよく言ったものです。

 

 今年の目標は「今後の研究活動に発展するような修士論文をまとめる」ことです。ごくありふれた目標かもしれませんが、そこに面白みは必要ありません。過程に面白さがあればよいのです。自ら据えた目標に勇往邁進してまいります。

 

 第33回日本発達心理学会にてポスター発表をいたしました。この調子で修士の研究も発表できればと思っております。

連絡先

メールアドレス:iwaya.itsuki.p6?elms.hokudai.ac.jp(?を@に変換してください)

 

 

 

 

浅学菲才の未熟者ではございますが、

よろしくおねがいします